カテゴリー: 自己紹介と伝え方

  • 「すごい人」より、「わかってくれる人」が選ばれます

    「すごい人」より、「わかってくれる人」が選ばれます

    実績を足す。資格を足す。「◯◯認定」も足す。

    プロフィールがどんどん立派になっていく。

    なのに、なぜか距離が縮まらない。

    僕は起業して12年、500名を超える経営者の方と向き合ってきました。そのうえで、はっきり言えることがあります。

    すごいと思われることと、頼まれることは、別です。

    むしろ、すごくなるほど遠くなることすらあります。


    権威づけは、距離を作ります

    なぜ、そうなるのか。

    相手の立場で考えてみてください。

    すごい実績が並んでいる人を見たとき、人はまず何を思うか。

    「立派な人だな」

    そして、次にこう思います。

    「……私なんかが相談していいのかな」

    これです。

    権威は、信じてもらうためには効きます。でも同時に、壁も作ります。

    しかも困ったことに、相談してくる人ほど、自分に自信がありません。うまくいっていないから相談したいわけですから。

    その人にとって、あなたが立派すぎるのは、いいことではないんですよ。


    選ばれる人が、やっていること

    では、選ばれる人は何をしているか。

    同じ場所にいたことを、示しています。

    「私も、そこにいました」

    これだけです。

    僕がクライアントの課題に赤ペンを入れるとき、実際にやっていることを1つ紹介します。

    ある方が、こう書いてこられました。高校3年生のときに、お父さんを亡くしたと。

    そこに、僕はこう返しました。

    「◯◯さんも、お父さんを早く亡くされていたのですね。僕も、23歳のときでした。だから、◯◯さんの気持ち、分かるなぁ〜(泣)」

    アドバイスは、1つもしていません。

    分析もしていません。ただ、自分も同じだったと言っただけです。

    でも、この一言のあと、その方の書いてくる文章が変わりました。深いところまで出てくるようになった。

    人は、分かってくれる人にしか、本当のことを話しません。

    そして本当のことが出てこない限り、こちらは何もしてあげられないんですよ。


    開示するのは、こちらが先です

    ここで、大事な順番があります。

    先に開くのは、こちらです。

    「本音で話してくださいね」と言うだけでは、誰も本音を出しません。当たり前です。相手からすれば、こちらがどんな人か分からないんですから。

    だから、こちらが先に開く。

    失敗したこと。うまくいかなかった時期。まだできていないこと。

    先に開いた分だけ、相手も開きます。

    これは礼儀の話ではなく、順番の話です。

    そしてもう1つ。開示するのは、相手と同じ種類のものにしてください。

    お金で苦しんでいる人には、お金で苦しんだ話を。人間関係で悩んでいる人には、人間関係の話を。

    別の種類の苦労を出しても、届きません。「大変だったんですね」で終わってしまいます。


    相手が言えていないことを、代わりに言う

    もう1つ、効くやり方があります。

    相手の心の声を、こちらが言葉にしてあげる。

    人は、自分が何に困っているかを、うまく言えません。

    「なんとなく、うまくいっていない」

    「モヤモヤする」

    本人の中では、もっと具体的なはずなんです。でも、言葉になっていない。頭の中でぐるぐる回っているだけ。

    そこを、こちらが代わりに言います。

    「こういうとき、頭の中でこんな声がしませんか」「本当は、こう思っているんじゃないですか」

    これが当たったとき、相手の顔が変わります。

    「そう、それです」

    この瞬間に、信頼が生まれます。分かってくれた、ではなく、自分より自分のことを分かってくれた、になるからです。

    僕がクライアントに繰り返し伝えているのも、これです。

    「お客さんの気持ちを、あなたが言葉にしてあげてください」

    商品の説明を100回するより、これを1回やったほうが早いです。


    過去の自分に、声をかけるとしたら

    心の声を掘るときに、僕がよく使う問いがあります。

    相談を受けていて、その人が昔のつらい出来事の話をしたときです。

    「今のあなたが、タイムマシンで当時のあなたに会いに行けるとしたら、どんな声をかけてあげますか」

    この問いは、けっこう効きます。

    自分のことを他人事として見られるようになるからです。当時の自分には厳しくできない人でも、目の前にいる「当時の自分」には優しくできる。

    そして面白いのは、そこで出てきた言葉が、たいていその人がお客さんに言いたいことなんですよ。

    自分がかけてほしかった言葉を、人にかけている。これが仕事になる。

    だから僕は、この問いの答えをメモしておいてもらいます。そこに、その人のメッセージの原型が入っているからです。


    経験した人だけが言えることが、あります

    そして、これが一番強い。

    当事者であることです。

    たとえば、教育について語る人はたくさんいます。でも「実際に自分の子を、そこに通わせた人」の言葉は、まったく重みが違います。

    理論として正しいことと、やった人が言うこと。同じ内容でも、後者しか刺さりません。

    だから、自分の経験を軽く見ないでください。

    「たいしたことない」「みんなやっている」と思っていることの中に、あなたにしか言えないことが入っています。

    僕はよく、こう言います。

    経験した人だけが言えることです。それは、誰に一番届きますか。

    強みとは、すごいことではありません。通った道のことです。


    まとめ

    • すごいと思われることと、頼まれることは別
    • 権威は信じてもらうには効くが、同時に壁も作る
    • 選ばれる人は「私もそこにいました」を示している
    • 開くのは、こちらが先。開いた分だけ相手も開く
    • 開示は、相手と同じ種類のものにする
    • 相手が言えていない心の声を、代わりに言葉にする
    • 経験した人だけが言えることが、一番強い

    足すのをやめてみてください。引いたほうが、近づけることがあります。

    そして、距離が縮まらないとき「自分の実績がまだ足りないからだ」と思い込みがちですが、たいていの場合、原因はもっと手前にあります。

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  • 「今すぐ客」と「そのうち客」を、分けてください

    「今すぐ客」と「そのうち客」を、分けてください

    交流会で話していて、こう分かる瞬間があります。

    「あ、この人は今すぐじゃないな」

    そして、無意識に力が抜ける。名刺だけ交換して、次の人のところへ行く。

    僕は起業して12年、500名を超える経営者の方と向き合ってきました。この瞬間に、一番大きな取りこぼしが起きています。

    今すぐ客は、放っておいても来ます。勝負は、そのうち客のほうです。


    2種類しかいません

    まず、目の前の人を2つに分けます。

    今すぐ客は、痛みをリアルに感じている人です。困っている。今日どうにかしたい。だから、こちらが何かしなくても向こうから動きます。

    そのうち客は、まだそこまで痛くない人です。「いつかは考えないとな」とは思っている。でも、今日ではない。

    ここで多くの人がやるのが、今すぐ客だけを探すことです。

    会う人ごとに「この人は今すぐか」を測って、違ったら力を抜く。

    気持ちは分かります。効率がいいように見えますから。

    でも、これをやっていると、いつまでも数が増えません。

    理由は単純で、今すぐ客は、その場に数人しかいないからです。100人いる会場でも、今日動く人は数人。残りの90人以上は、そのうち客です。

    そこを捨てているということなんですよ。


    痛みは、あとから来ます

    もう1つ大事なことがあります。

    そのうち客は、そのうち今すぐ客になります。

    当たり前のようですが、ここを意識しているかどうかで動き方が変わります。

    今日「まだいいかな」と言っていた人が、3ヶ月後に本気で困ることは、普通にあります。売上が落ちる。社員が辞める。取引先が変わる。

    そのとき、誰に相談するか。

    答えは決まっています。その時点で頭に浮かんでいる人です。

    つまり、勝負は今日ではありません。その人が困ったときに、思い出される場所にいられるかです。


    1回では、忘れられます

    では、どうやって思い出される場所にいるのか。

    届け続けることです。

    これしかありません。

    名刺を交換した。いい話ができた。それで終わると、その人はあなたを忘れます。

    薄情なのではありません。人はそういうふうにできています。1回会っただけの人を覚えていられるほど、みんな暇ではない。

    だから、何度も届ける。メールでも、SNSでも、手紙でもかまいません。

    何度も届くから、覚えられます。

    僕はこれをメールでやっています。名刺をいただいた方に、定期的に届く形にしておく。売り込みはしません。役に立つ話を1つずつ渡すだけです。

    そうすると、忘れられた頃に返信が来ます。「そういえば、ちょっと相談があるんですが」と。

    あのとき力を抜かなくてよかったな、と思う瞬間です。


    メルマガが嫌になる人の、共通点

    ここで、よく聞く悩みがあります。

    「メルマガを書くのが、しんどい」

    「何を書けばいいか分からない」

    分かります。僕も昔そうでした。

    でも、こういう人にはだいたい共通点があります。

    目的が抜けています。

    「みんなやっているから」「やったほうがいいと言われたから」で始めている。だから、書くことが目的になる。書けないと、しんどくなる。

    そうではなくて、先に決めてください。

    この人たちに、どう思われていたいのか。

    「困ったときに、まずこの人だなと思われたい」でもいい。「この分野の人だと覚えられていたい」でもいい。

    そこが決まると、書く中身は自然と決まります。

    そして、不思議なことが起きます。

    目的がはっきりした瞬間から、文章がうまくなるんですよ。

    技術を学んだからではありません。誰に何を届けたいかが決まったからです。伝えたいことがはっきりしている人の文章は、多少荒くても伝わります。


    「みんなやってるから」で媒体を選ばない

    もう1つだけ。

    届け方を決めるとき、媒体から入らないでください。

    「YouTubeをやったほうがいいらしい」「今はショート動画だ」

    こういう理由で始めると、だいたい続きません。そして、続かない発信は無いのと同じです。

    先に見るのは、相手の生活です。

    • その人は、朝何を見ていますか
    • 移動中に何を触っていますか
    • 夜、寝る前に開くのは何ですか

    そこに合わせて選ぶ。相手がいない場所に、どれだけ丁寧に置いても届きません。

    経営者向けなら、動画よりメールのほうが届くことがよくあります。移動中に読めるからです。逆に、若い層ならメールはまず開かれません。

    尖らせるほど、刺さります。全員に届けようとした瞬間に、誰にも届かなくなる。


    まとめ

    • 今すぐ客は、放っておいても来る。勝負はそのうち客
    • 会場の大半は、そのうち客。そこを捨てると数が増えない
    • 痛みはあとから来る。そのとき思い出される場所にいられるか
    • 1回では忘れられる。何度も届けるから覚えられる
    • メルマガがしんどい人は、目的が抜けている。どう思われていたいかを先に決める
    • 目的が決まると、文章はうまくなる
    • 媒体から入らない。相手の生活から選ぶ

    今日、力を抜いた相手が、来年の一番大きな仕事かもしれません。

    そして、なかなか広がらないとき「自分の営業力が足りないからだ」と思い込みがちですが、たいていの場合、原因はもっと手前にあります。

    あなたの案件が「どこで止まっているのか」は、無料の診断ツールで60秒でチェックできます。自分の現在地が分かると、次の一歩が見えてきます。

  • 同じ内容でも、話す順番で結果が変わります

    同じ内容でも、話す順番で結果が変わります

    自己紹介の中身は、悪くない。

    実績も入れた。想いも語った。何をやっているかも伝えた。

    なのに、終わったあと何も起きない。

    僕は起業して12年、500名を超える経営者の方と向き合ってきました。この状態のとき、直すべきは中身ではないことがほとんどです。

    順番です。

    同じ材料でも、並べ方を変えると結果が変わります。


    17本を並べたら、全部同じ骨格でした

    これは、実際にやってみて分かったことです。

    うまくいっている自己紹介の台本を、17本集めました。僕が作ったものと、クライアントの方が使っているもの。業種もバラバラです。

    不動産、映像制作、留学、宝飾、コーチング。

    それを全部バラして、並べてみました。

    驚くほど、同じ形をしていました。

    つかみ方や味付けは違うんですが、土台の骨格が全部同じなんです。

    正直に言うと、まじかよ、と思いました。狙って揃えたわけでもないのに、うまくいっているものは自然と同じ形に落ちていた。

    その骨格が、これです。


    10ブロックの骨格

    上から順に、こうなります。

    1. キャッチコピー … 一言で引きつける
    2. 肩書き … 誰で、何の専門か
    3. つかみ … 相手の脳を巻き込む
    4. 実績(数字) … 信じてもらう
    5. 共感・痛み … 「あなたと同じでした」
    6. 解決策 … 「方法があります」
    7. メリット・未来 … 「こうなれます」
    8. オファー … 診断・体験・相談
    9. 限定性 … 今動く理由
    10. してほしい行動 … 具体的に何をするか

    全部を毎回入れる必要はありません。使わないブロックは飛ばすだけです。

    大事なのは、順番を入れ替えないこと。

    たとえば、4番の実績を最初に持ってくると、自慢に聞こえます。5番の共感を先に置くと、何の話か分からなくなる。

    この並びには、意味があります。引きつけて、名乗って、巻き込んで、信じてもらって、寄り添って、道を見せて、未来を見せて、差し出して、背中を押して、動いてもらう。

    人が動くときの順番そのものなんですよ。


    反応を一番左右するのは、3番目と9番目

    10個の中で、特に反応が変わる場所が2つあります。

    3番目の「つかみ」と、9番目の「限定性」です。

    ここだけは、必ず型を入れてください。

    つかみは、7つの型があります

    | 型 | 例 ||—|—|| 命令する | 「今から90秒だけ、聞いてください」 || 質問する | 「自己紹介を、ただの挨拶だと思っていませんか?」 || クイズを出す | 「突然ですが、クイズです」 || 意外な名乗り | 「男の腕時計、女の宝飾品」 || 権威を借りる | 「メラビアンの法則を、ご存じですか?」 || 失敗を告白する | 「10年前、僕は時給500円で働いていました」 || 問題を突きつける | 「交流会に出ても、案件ゼロ。その悩み、解決できます」 |

    どれを使ってもかまいません。ただし、必ずどれかを使う。

    「はじめまして、◯◯と申します」から入った時点で、その日の勝負は半分終わっています。

    限定性は、行動を作ります

    9番目も同じくらい大事です。

    「1名様限定です」「今日お会いした方だけです」「通常3万円のところ、5,000円で」。

    これを入れるかどうかで、その場で動く人の数がまるで違います。

    売り込みに聞こえるのが嫌だ、という気持ちは分かります。でも、期限のない話を人はやりません。これは意地悪ではなく、脳の仕組みです。


    尺は、字数で計算できます

    もう1つ、実務的に効くことを。

    話す速さは、だいたい1秒あたり6〜7字です。

    つまり、こう計算できます。

    字数 ÷ 6.5 = 秒数

    これを知っていると、原稿を書いた時点で尺が分かります。

    • 350字まで → 約50秒。1分ピッチ、リレー形式の会
    • 350〜480字 → 約55〜75秒。標準の交流会
    • 480〜590字 → 約75〜90秒。じっくり話せる会、登壇

    90秒の枠なら、580字が上限です。

    これを超えると、必ず巻きが入ります。巻きが入ると、一番大事な後半(オファーとCTA)が飛びます。

    時間切れで削られるのは、いつも一番売上に近い部分なんですよ。

    だから、書いたら必ず数えてください。感覚でやると、まず超えます。


    3つ持っておくと、迷いません

    最後に。

    長さ違いで3パターン作っておいてください。

    50秒版、70秒版、90秒版。

    交流会に行くと、その日の人数や進行で持ち時間が変わります。「一人30秒でお願いします」と言われることもある。

    そのときに慌てて削ると、削ってはいけないところを削ります。

    先に3つ作っておけば、その場で選ぶだけです。準備しておくというのは、そういうことなんですよね。


    まとめ

    • 中身でなく、順番。同じ材料でも並べ方で結果が変わる
    • うまくいっているものは、全部10ブロックの骨格だった
    • 順番を入れ替えない。使わないブロックは飛ばすだけ
    • 特に効くのは、3番目のつかみと9番目の限定性
    • 「はじめまして」から入らない。つかみは7つの型から選ぶ
    • 字数 ÷ 6.5 = 秒数。90秒なら580字が上限
    • 長さ違いで3つ作っておく

    書き直す必要はないかもしれません。並べ替えるだけで済むことが、けっこうあります。

    そして、伝わらないとき「自分の話に魅力がないからだ」と思い込みがちですが、たいていの場合、原因はもっと手前にあります。

    あなたの案件が「どこで止まっているのか」は、無料の診断ツールで60秒でチェックできます。自分の現在地が分かると、次の一歩が見えてきます。

  • 肩書きは、手段ではなく成果で名乗ってください

    肩書きは、手段ではなく成果で名乗ってください

    名刺を作るとき、少し迷いませんでしたか。

    肩書きを、何にするか。

    そして結局、こうなった人が多いと思います。

    「経営コンサルタント」

    「◯◯コーチ」

    「Webマーケター」

    僕は起業して12年、500名を超える経営者の方と向き合ってきました。ここでつまずいている方は、本当に多いです。

    職業名を名乗った瞬間、あなたは「よくあるやつ」の箱に入ります。


    箱に入ると、思い出されません

    なぜ職業名がまずいのか。

    相手の頭の中で、何が起きているかを考えてみてください。

    「経営コンサルタントの◯◯です」と聞いた瞬間、相手はこう処理します。

    「ああ、コンサルの人ね」

    そして、すでに知っている「コンサルの人」の引き出しに入れる。

    その引き出しには、過去に会った何十人もの人が入っています。あなたは、その中の一人になります。

    すると、どうなるか。

    後日、誰かが困りごとを抱えたとき、思い出されるのはその引き出しの一番上にいる人です。だいたい、一番最近会った人か、一番印象が強かった人。

    箱に入るというのは、比べられる場所に置かれるということなんですよ。


    手段を名乗るか、成果を名乗るか

    では、どうするか。

    考え方は1つです。

    あなたがやっている「こと」ではなく、相手に起きる「結果」で名乗る。

    • コンサルティングをする → 手段
    • コーチングをする → 手段
    • 動画を作る → 手段

    これらは全部、方法の名前です。

    相手が本当に欲しいのは、方法ではありません。その先で自分に起きることです。

    だから、そこを名乗ります。

    「案件が取れるようになる」なら、それを名乗る。「社員が自分から動くようになる」なら、それを名乗る。

    手段は、後から聞かれたときに答えればいい。


    僕は去年、自分の肩書きを全部変えました

    これ、人に言うのは少し気恥ずかしいんですが、実際にやりました。

    以前の僕の肩書きは、これでした。

    「刺さる自己紹介プロデュースの、天下取りビジネスコーチ」

    ……いま見ると、なかなかです。

    悪くはないんですよ。インパクトはあるし、覚えてもらえる。実際「天下取りって何ですか」とよく聞かれました。

    でも、変えました。

    今はこう名乗っています。

    「起業家の、案件獲得プロデューサー」

    なぜ変えたか。理由は1つです。

    「天下取り」も「ビジネスコーチ」も、相手に起きる結果ではなかったからです。

    「天下取り」は僕の世界観です。「ビジネスコーチ」は僕の手段です。どちらも自分側の言葉でした。

    一方、「案件獲得」は、相手が欲しいものそのものです。

    正直に言うと、変えるのは怖かったです。長く使ってきた言葉だし、それで覚えてくれている人もいる。捨てるのはもったいない。

    でも、こう考えました。

    覚えてもらうことがゴールなのか。仕事につながることがゴールなのか。

    答えは、考えるまでもありませんでした。


    インパクトと、伝わることは、別です

    ここ、間違えやすいところなので、もう少し書きます。

    肩書きを考えるとき、多くの人がインパクトを狙います。

    面白い肩書き。変わった肩書き。「なにそれ?」と言われる肩書き。

    これ自体は、悪くありません。実際、「なにそれ?」と思われるのは大事です。名乗った瞬間に処理されて終わるより、ずっといい。

    でも、「なにそれ?」で終わってはいけないんです。

    理想は、こうです。

    「なにそれ?」と思われて、説明を聞いたら「あ、それ欲しい」になる。

    インパクトだけの肩書きは、前半で止まります。面白がられて、そこで終わる。

    成果が入っている肩書きは、後半までいきます。「案件獲得プロデューサーです」と言われて、案件で困っている人は「え、どういうことですか」と前のめりになる。

    面白がられるのではなく、欲しがられる。ここを狙ってください。


    決め方は、この順番です

    具体的な作り方も置いておきます。

    1. 相手に起きてほしい結果を、一言で書く

    「案件が取れる」「社員が動く」「値上げできる」。まず、ここから。

    2. その相手を、頭に付ける

    「起業家の」「社員数名の会社の」「40代からの」。誰のためかを付けると、一気に具体的になります。

    3. 自分の立ち位置を、後ろに付ける

    「プロデューサー」「専門家」「請負人」。ここは職業名でもかまいません。先に成果が来ていれば、箱に入らないからです。

    順番が大事です。成果が先。手段は後。

    そして、決めたらそのままにしないでください。

    僕も、以前の肩書きを何年も使いました。使ってみて、反応を見て、合わなくなったら変える。

    肩書きは看板です。看板は、店の中身が変わったら架け替えるものです。


    まとめ

    • 職業名を名乗ると、「よくあるやつ」の箱に入る。箱の中では比べられる
    • 手段ではなく、相手に起きる結果で名乗る
    • 手段は、後から聞かれたときに答えればいい
    • インパクトだけで終わらせない。「なにそれ?」の次に「それ欲しい」が来るか
    • 順番は、相手 → 成果 → 立ち位置
    • 合わなくなったら変える。看板は架け替えるもの

    長く使った肩書きを捨てるのは、もったいなく感じます。僕もそうでした。

    でも、覚えてもらうことと、仕事につながることは、別です。

    そして、名刺を渡しても何も起きないとき「自分の実績が弱いからだ」と思い込みがちですが、たいていの場合、原因はもっと手前にあります。

    あなたの案件が「どこで止まっているのか」は、無料の診断ツールで60秒でチェックできます。自分の現在地が分かると、次の一歩が見えてきます。

  • キャッチコピーは、遠回りせず最終メリットを言ってください

    キャッチコピーは、遠回りせず最終メリットを言ってください

    キャッチコピーを、いくつも書いてみた。

    でも、どれもなんだかピンとこない。無難で、きれいで、印象に残らない。

    そして最後に、こういう形に落ち着きます。

    「話しやすい、相談しやすい税理士です」

    「クライアント様に安心をご提供します」

    「御社に最適な仕組みづくりを」

    僕は起業して12年、500名を超える経営者の方と向き合ってきました。この形になってしまう理由は、はっきりしています。

    手段を語っているからです。

    そして、人は手段に興味がありません。


    「安心」って、何ですか

    さっきの例を、一つずつ見てみます。

    「話しやすい、相談しやすい税理士です」

    ……当たり前ですよね。話しにくい税理士を探している人はいません。しかも、想像ができない。

    「安心をご提供します」

    安心って、何ですか。

    人によって定義が違いますよね。ある人にとっては「税務調査が来ないこと」で、ある人にとっては「夜中でも連絡がつくこと」かもしれない。

    定義が人それぞれの言葉は、誰の頭にも絵が浮かびません。

    「御社に最適な仕組みを」

    最適かどうかを知っているのは、誰ですか。

    言っている本人にしか分かりませんよね。

    これらは、悪い言葉ではありません。ただ、抽象的すぎて何も見えないだけです。


    プリウスは、なぜ売れたか

    では、どう書くか。

    最終メリットまで、こちらが見せてあげるんです。

    ハイブリッド車を例にします。

    • 手段:ハイブリッドです
    • 直接メリット:燃費がいいです
    • 最終メリット:ガソリン代が月3万円から1万5千円になります。浮いた1万5千円で、年に一度旅行に行けます

    どこまで書くか、です。

    多くの人は「燃費がいい」で止めます。もう十分伝えたつもりになっている。

    でも、読んでいる人はそこから先まで考えてくれません。そこまで頭が回らないんです。忙しいですから。

    だから、こちらが最後まで連れていく。

    「浮いたお金で旅行に行ける」まで書かれてはじめて、その人の頭に絵が浮かびます。


    歯が痛くないと、歯医者には行きません

    もう1つ、大事な要素があります。

    痛みです。

    人は、困っていないものを買いません。

    歯が痛くならないと、歯医者には行かない。予防が大事だと、頭では全員知っています。それでも行かない。人ってそういうものです。

    だから、キャッチコピーには痛みを入れます。

    「今、こういうことで困っていませんか」

    ここで痛みに触れて、その直後に最終メリットを見せる。この順番だと、行きたくなるんですよ。

    ちなみに、痛みに触れたら必ず「簡単そう」もセットにしてください。

    痛みだけ突かれると、人は逃げます。「たしかに困っている。でも大変そうだ」で止まる。

    痛み → 最終メリット → 簡単そう。この3つが揃うと、動きます。


    誰も言っていない場所を、探す

    具体的にうまくいっている例を挙げます。

    「女性の使い勝手に特化。夫婦円満の家づくり、3つの秘訣」

    これは建築士の方です。

    建築の世界は、男性が多い。だからみんな、性能や工法の話をします。

    でも実際、その家を毎日掃除して、毎日使うのは誰か。

    多くの場合、奥様です。

    そこに気づいて、まるごとそちらに寄せた。誰もやっていなかったから、刺さりました。

    もう1つ。

    「インド進出を考えている企業へ。進出専門の弁護士が法的リスクを整理します」

    インドは、州によって法律が違います。そこに特化した。

    範囲を狭くしているのに、選ばれる。というより、狭くしたから選ばれています。

    「全部できます」と言う人は、比べられます。「これだけです」と言う人は、比べられません。


    「下町生まれ」と言うようにしています

    小さい話ですが、僕が意識してやっていることを1つ。

    自己紹介で出身地を言うとき、僕はこう言います。

    「東京の下町、町屋の生まれで、埼玉育ちです」

    「東京生まれ埼玉育ちです」でも、情報としては同じです。

    でも、「下町」と入れると、必ず聞かれます。

    「え、下町ってどこですか?」

    そこから会話が始まります。「僕も近いですよ」「うちの祖母がそのあたりで」と、共通点が出てくることもある。

    何度も、これが起きました。

    正直に言うと、最初は狙っていませんでした。何回も同じことが起きて、あとから「ああ、この一語が効いているのか」と気づいたんです。

    基本情報にすら、こういう仕掛けは作れます。プロフィールの中に、聞きたくなる場所を1つ残しておく。それだけで、その後の会話がまったく変わります。


    形も決めておきます

    最後に、実務的なところを。

    • 文字数:メイン25〜30字、サブ25〜35字。合わせて50〜60字くらい
    • メインとサブは、文章としてつなげない。メインで一度切る。サブでもう一度切る
    • 数字を入れる(削減率、満足度98%、たった180日)
    • 数字は奇数。「3つの条件」「5つの鉄則」。偶数は安心を与えて、好奇心が動きません
    • 「たった」をつける。180日より「たった180日」のほうが短く感じます

    理屈っぽく聞こえますが、根っこは1つだけです。

    人は理屈でものを買いません。感情が先に動いて、あとから理屈が追いかけてきます。

    キャッチコピーは、本でいうと表紙です。正しさは、中身に書けばいい。表紙の役割は、手に取ってもらうことだけです。


    まとめ

    • 手段を語らない。人が知りたいのは、自分がどうなるか
    • 最終メリットまで、こちらが連れていく。「燃費がいい」で止めない
    • 痛み → 最終メリット → 簡単そう。この順番で動く
    • 誰も言っていない場所を探す。狭くしたほうが選ばれる
    • プロフィールに、聞きたくなる場所を1つ残す
    • メイン25〜30字。数字は奇数。「たった」をつける
    • 表紙の役割は、手に取ってもらうことだけ

    きれいな言葉を探すのをやめて、その人がどうなるかだけ書いてみてください。

    そして、言葉が決まらないとき「自分にコピーのセンスがないからだ」と思い込みがちですが、たいていの場合、原因はもっと手前にあります。

    あなたの案件が「どこで止まっているのか」は、無料の診断ツールで60秒でチェックできます。自分の現在地が分かると、次の一歩が見えてきます。

  • プロフィールに実績を並べても、読まれません

    プロフィールに実績を並べても、読まれません

    プロフィールを、丁寧に書いた。

    経歴も、資格も、実績の数字も入れた。

    なのに、反応がない。

    「まだ実績が足りないのかな」と思って、また何かを足す。そしてまた読まれない。

    僕は起業して12年、500名を超える経営者の方と向き合ってきました。この繰り返しに入っている方は、本当に多いです。

    足りないのは情報ではありません。角度です。


    人が知りたいのは、「自分がどうなるか」だけです

    まず、大前提を1つ。

    読んでいる人が知りたいのは、あなたが何をするかではありません。

    自分がどうなるかです。

    ここを取り違えると、どれだけ丁寧に書いても届きません。

    たとえば、こういう書き方をよく見ます。

    「丁寧にヒアリングし、お一人おひとりに合わせたプランをご提案します」

    悪い文章ではありません。でも、読んだ人の頭には何も残りません。

    やることしか書いていないからです。

    こう変えると、変わります。

    「丁寧にヒアリングします。だから、自分でも気づいていなかった強みが見つかります」

    「だから、どうなる」を足しただけです。それだけで、読み手が自分を重ねられるようになる。


    「◯◯しない」は、結果までセットで書く

    この考え方が一番効くのが、「◯◯しません」という書き方をするときです。

    強い言葉なので使いたくなるんですが、そこで止めると意味が半分になります。

    僕が使っている3つで説明します。

    • 売り込まない。
    • 説明しない。
    • 9割捨てる。

    これだけ並べると、「変わったことを言う人だな」で終わります。

    結果まで書くと、こうなります。

    • 売り込まない。→ だから、相談される。
    • 説明しない。→ だから、興味を持たれる。
    • 9割捨てる。→ だから、記憶に残る。

    一瞬で分かるようになりましたよね。

    原則だけだと「なぜ?」が残ります。結果まで書くと「なるほど」に変わる。

    書き終わったあと、自分の見出しを見返してみてください。「だから、どうなる」が抜けている場所が、たぶん何ヶ所かあります。


    タイトルと中身が、ずれていませんか

    もう1つ、見落とされやすいところがあります。

    タイトルと、その下の説明が、別々の思想で書かれている。

    タイトルは「何を学べるか」を言う場所です。説明は「なぜそれが大事か」を言う場所です。

    この2つが同じ方向を向いていないと、読み手の中で小さなズレが起きます。そして人は、ズレを感じると読むのをやめます。

    よくあるのが、タイトルだけをかっこよくしてしまうパターンです。

    見出しは決まった。響きもいい。でも、その下の文章は前から書いてあったものがそのまま残っている。

    タイトルだけ整えても、弱いんですよ。

    見出しを変えたら、その下も必ず読み直してください。上から下まで、同じ一本の線が通っているか。ここを揃えるだけで、伝わり方がまるで変わります。

    タイトル・写真・本文が、バラバラになっていませんか

    もう1つ、ページを作るときの話をします。

    人がページを見るとき、タイトル → 写真 → 本文の順で、一瞬で理解しようとします。

    ということは、写真も情報を運んでいるわけです。

    ところが、多くのページはこうなっています。

    全部、同じような人物写真。

    講師が話している写真。腕を組んだ写真。笑顔で立っている写真。

    これだと、何が伝わるか。

    「この人はよく話す人だ」

    ……それだけです。何を教えてくれる人なのかは、1ミリも伝わりません。

    写真は、その項目を象徴するものにしてください。

    • 「第一印象」の項目 → 人前で話している写真。聴衆がこちらを見ている
    • 「戦略・ポジショニング」の項目 → ホワイトボードで図を描いている写真
    • 「相談される」の項目 → 一対一で話している写真。名刺交換、握手

    こうすると、写真だけ見ても内容が分かるようになります。


    写真の並びにも、物語を作ってください

    もう一段上があります。

    写真を、順番で物語にするんです。

    たとえば、こういう並び。

    話す → 教える → 相談される

    見出しを読まなくても、この3枚を上から見ただけで「なるほど、こういう流れなんだな」と伝わります。

    人は、思っている以上に文章を読みません。でも、並んでいる絵からは勝手に意味を読み取ります。

    だから、写真を選ぶときは1枚ずつではなく、並べたときにどう見えるかで決めてください。


    1枚差し替えただけで、離脱が半分になりました

    これは、自分のページで実際に測った話です。

    僕は、自己紹介の動画を見てもらうページを持っています。

    そのページの数字を見ていたとき、あることに気づきました。

    開いた人の38%が、一番上の画面だけ見て帰っていた。

    本文も、実績も、その先にある動画も、何も見られずに終わっていたわけです。

    正直に言うと、まじかよ、と思いました。あれだけ中身を作り込んだのに、そこまで到達すらしていなかったのかと。

    そこで、一番上の部分を差し替えました。写真と、最初に出す言葉を変えただけです。中身の文章は、ほとんど触っていません。

    結果、離脱は20%まで下がりました。

    38%が20%です。開いた人の5人に1人しか帰らなくなった。

    このとき僕が学んだのは、これです。

    中身をどれだけ足しても、最初の画面で帰られたら意味がない。

    多くの人は、読まれない原因を「中身」に探します。でも実際は、中身にたどり着く前で起きていることが多いんですよ。


    まとめ

    • 人が知りたいのは「自分がどうなるか」。やることだけ書かない
    • 「◯◯しない」は、結果までセットで書く。だから、どうなる?
    • 写真も情報を運んでいる。全部同じ人物写真だと何も伝わらない
    • 写真は、その項目を象徴するものにする
    • 写真の並びで物語を作る。話す → 教える → 相談される
    • 一番上の画面で、勝負はほぼ決まっている

    足すのをやめて、角度を変えてみてください。書き直す量は、思っているよりずっと少なくて済みます。

    そして、読まれないとき「自分の実績が弱いからだ」と思い込みがちですが、たいていの場合、原因はもっと手前にあります。

    あなたの案件が「どこで止まっているのか」は、無料の診断ツールで60秒でチェックできます。自分の現在地が分かると、次の一歩が見えてきます。

  • グダグダな交流会こそ、チャンスでした

    グダグダな交流会こそ、チャンスでした

    交流会に行くとき、こんなふうに選んでいませんか。

    「あそこは、レベルが高そうだ」

    「意識の高い経営者が集まるらしい」

    逆かもしれません。

    僕は起業して12年、500名を超える経営者の方と向き合ってきました。そのうえで、こう思っています。

    意識の高い人ばかりの場では、目立てません。

    みんな話がうまいからです。みんな自分の仕事を説明できるからです。

    そういう場で、あなただけが記憶に残るのは、かなり難しい。


    目立てる場所は、こういうところです

    では、どんな場がいいのか。

    みんなが、自分をうまく語れない場所です。

    順番に話してはいるけれど、何をしている人なのか伝わってこない。名刺を配って終わっている。会話も表面的。

    こういう場、たくさんありますよね。「今日はハズレだったな」と思って帰るような場です。

    そこが、一番のチャンスです。

    理由は2つあります。

    1つめ。そこに、仕事を必要としている人がいる。

    レベルが高い場ほど、みんなすでに解決できています。困っている人は、むしろ普通の場にいます。

    2つめ。誰も自分を語れていないから、語れる人が浮き上がる。

    これが決定的です。

    作り込んだ話を、いいオーラで話す。それだけで、その場の空気が変わります。そして相手の頭に残るのは、こういう印象です。

    「単なる専門家」ではなく、「ビジネスができる人」

    この差は、大きいです。専門家は「必要なときに思い出される人」ですが、ビジネスができる人は「まず相談される人」になります。


    ポジショニングとは、交わらないこと

    もう少し根っこの話をします。

    ポジショニングというのは、他と交わらないことです。

    同じ土俵に立って、そこで一番になろうとするのがナンバーワン戦略。

    そもそも同じ土俵に立たないのが、ポジショニングです。

    これはWebの話だと思われがちですが、リアルの場でもまったく同じなんですよ。

    みんなが同じような自己紹介をしている場に、まったく違う話し方の人が一人いる。それだけで、交わっていない状態が作れます。

    わざわざ強い人が揃っている場所へ行って、正面から比べられる必要はありません。

    「行く意味がなかった」と思う前に

    こう言うと、必ずこう返ってきます。

    「でも、あの場には、お客さんになりそうな人がいませんでした」

    その判断、少し早いかもしれません。

    その場にいる人が客かどうかより、その場にいる人が誰を知っているかのほうが大きいからです。

    目の前の一人が、あなたの客ではなかったとします。でもその人には、必ず周りに人がいます。同業者、取引先、友人。

    紹介は、客からではなく、客じゃない人から来ます。

    そして紹介してもらうために必要なのは、仲良くなることではありません。

    一言で思い出せる状態になっていることです。

    「そういえば、こういうことで困ってる人がいたな。あ、あの人だ」

    この「あ、あの人だ」が起きるかどうか。それだけです。

    だから、その場に客がいるかどうかは、実はあまり関係ありません。思い出される状態で帰れたかどうかが全部です。


    5年間で、手ぶらで帰った日は1回だけでした

    僕自身の話をします。

    ある時期、僕はセミナーを全部やめました。集客の手段を、交流会1本に絞ったんです。

    周りからは「なんでそんな効率の悪いことを」と言われました。

    その5年間で、手ぶらで帰った日は、たった1回です。

    特別なトークがあったわけではありません。人脈が広かったわけでもありません。

    やっていたのは、出会った一人を、必ず次に進めることだけでした。

    そして、そのために毎回、自己紹介を作り直していました。何を残して何を捨てるか。どこで相手の顔が動くか。毎回、その場で確かめて、次に反映する。

    場所を増やすより、一つの場での自分を磨いたほうが早いんです。


    ホームページを作る前に、やることがあります

    ここまで読んで、こう思う方がいると思います。

    「でも、ちゃんとしたホームページがないと信用されないのでは」

    気持ちは分かります。僕もそう思っていた時期があります。

    でも、順番が逆です。

    自己紹介が先、ホームページは後。

    理由は単純です。

    自分の言葉で語れないものは、Webに載せても伝わらないからです。

    ホームページを作るとき、必ず「誰に、何を、どう伝えるか」を決めることになります。それが決まっていない状態で制作会社に行くと、どうなるか。

    きれいだけど、何も言っていないサイトができます。

    そしてお金と時間だけが減る。

    だから僕は、相談に来た方にまずこう言います。

    「まず、自己紹介を持って行ってきてください」

    そして、交流会で毎回ブラッシュアップしてもらう。「1分話せば、相手が前のめりになる」という状態を作ってもらう。

    そこまで来ると、面白いことが起きます。

    「ホームページがないと」という思い込みが、勝手に消えるんです。だって、もう仕事が取れているんですから。

    そのうえでWebに落とすと、今度は本当に効くものができます。言語化が終わっているから、載せる中身が決まっている。

    ポジションを取らないままWebに行くのが、一番よくある失敗です。


    まとめ

    • 意識の高い人ばかりの場では、目立てない
    • みんなが自分を語れない場が、一番のチャンス
    • そこには、困っている人がいる
    • 語れる人は「専門家」でなく「ビジネスができる人」に見える
    • ポジショニングとは、交わらないこと。同じ土俵に立たない
    • 場所を増やすより、一つの場での自分を磨く
    • 自己紹介が先、ホームページは後

    行く場所を変える前に、行った場所での自分を変えてみてください。

    そして、仕事につながらないとき「行っている場所が悪いからだ」と思い込みがちですが、たいていの場合、原因はもっと手前にあります。

    あなたの案件が「どこで止まっているのか」は、無料の診断ツールで60秒でチェックできます。自分の現在地が分かると、次の一歩が見えてきます。

  • あなたの弱みは、そのまま売り物になります

    あなたの弱みは、そのまま売り物になります

    苦手なことがある。

    分からないこともある。

    でも、それを言ったら選ばれなくなる気がして、黙っている。

    聞かれたら困るなと思いながら、できる人の顔をして立っている。

    僕は起業して12年、500名を超える経営者の方と向き合ってきました。この状態の方に、僕はいつもこう言います。

    弱点を隠すのは、優しさではなくプライドです。

    厳しい言い方ですが、隠している理由は「相手のため」ではありません。自分がすごいと思われたいからです。

    そして残念なことに、相手には全部見えています。


    お客さんは、絶対に騙せません

    これは、はっきり言い切れます。

    お客さんは、目が肥えています。

    「この人は、どう売り込んでくるんだろう」と思いながら、こちらを見ています。それが普通です。

    そういう相手に対して、こちらが「自分のほうが上だ」という前提で立つと、必ず足元をすくわれます。曖昧なところは見抜かれるし、都合の悪い質問を避けたことも伝わる。

    では、どうするか。答えは単純です。

    先に言ってしまえばいい。


    「私は完璧ではありません」と言っています

    僕は、自分のセミナーで、はっきり言っています。

    「私は、完璧ではありません」「僕は、何でもすべて分かるわけじゃありません」

    そのうえで、こう続けます。

    「企業戦略については、僕より引き出しの多い方がいます。だから第3週の講義は、その方に登壇をお願いしています」

    正直に言うと、これは僕にとって損な話です。自分ひとりで全部やったほうが、売上は残るんですから。

    でも、実際に起きたことは逆でした。

    参加してくれた方から、こう言われたんです。

    「そこで共感して、申し込みました」「こんなに正直に言う人がいるんだ、と思ったら、逆に親身になってくれていると分かった」

    正直に言うと、まじかよ、と思いました。弱みを見せたことが、決め手になっていたわけですから。


    「晒す」だけでは、足りません

    ただし、注意点があります。

    弱点を言うだけだと、ただの不安材料です。

    「私はここが苦手です」で終わったら、相手は「じゃあ、その部分はどうなるんだろう」と心配になる。心配が大きくなると、人は買いません。

    だから、必ずセットで伝えます。

    弱点 + それを補う仕組み。

    • 「ここは苦手です。だから、その分野の専門家に入ってもらっています」
    • 「これは僕にはできません。だから、できる人を紹介します」
    • 「この部分は不得意です。だから、そこは別の形でカバーしています」

    こう伝えると、弱点がサービスの説明に変わります。

    しかも、ここが面白いところなんですが。補った結果、サービスそのものの質が上がります。質が上がれば、値段を上げる理由にもなる。

    弱点を認めた瞬間から、商品が良くなっていくんですよ。


    「消すな」と、手を止められました

    弱点の扱い方について、僕には忘れられない場面があります。

    僕はマインドマップを、開発したトニー・ブザンさんご本人から直接学びました。

    あるとき、書いているうちに間違えて、消しゴムで消そうとしたんです。

    そうしたら、手を止められました。

    「これは失敗じゃない。消すな。別の形に変えられないか、考えなさい」

    その場では、正直よく分かりませんでした。間違えたんだから消すでしょう、と。

    でも今は、これが全部だと思っています。

    「ダメだ、できない」で止めない。「違うものに置き換えられないか」で考える。

    弱点も同じです。消そうとするから苦しくなる。置き換えられないかと考えると、道が出てきます。


    しゃべりが上手い必要は、ありません

    もう一人、教材として何度も使わせてもらっている方がいます。

    北海道の赤平で、ロケットを作っている植松努さんです。

    その方のプレゼンを、僕はセミナーで流すことがあります。

    そして、こう言います。

    「この社長のプレゼン、全然上手くないですよね」

    本当に、上手くないんです。話し方の教科書に載るようなものではありません。

    でも、伝わるんです。

    会場が静まり返って、涙ぐむ人まで出る。

    なぜか。想いがあるからです。

    その方は、中学の先生に「お前なんかにできるわけがない」と言われた経験から、こう言い続けています。

    「どうせ無理」は、人の可能性と自信を奪う、最悪の言葉だ。

    そして、その言葉の代わりに広めたい言葉があると言います。

    「だったら、こうしてみたら」

    僕はこれを聞いてから、自分の言葉も変えました。人に対しても、自分に対しても。

    弱点を見つけたときに「どうせ無理」と言うのか、「だったらこうしてみたら」と言うのか。

    その一言の差が、たぶん全部を分けます。


    まとめ

    • 弱点を隠すのはプライド。相手のためではない
    • お客さんは目が肥えている。隠しても見抜かれる
    • 先に言ってしまう。正直さが、そのまま信頼になる
    • 晒すだけでは不安材料。必ず「補う仕組み」とセットで伝える
    • 補うと、サービスの質が上がる。値段を上げる理由にもなる
    • 「ダメだ」で止めず、「置き換えられないか」で考える
    • 「どうせ無理」でなく「だったらこうしてみたら」

    弱みは、消す対象ではありません。まだ売り物にしていないだけです。

    そして、選ばれないとき「自分にはまだ足りないものがあるからだ」と思い込みがちですが、たいていの場合、原因はもっと手前にあります。

    あなたの案件が「どこで止まっているのか」は、無料の診断ツールで60秒でチェックできます。自分の現在地が分かると、次の一歩が見えてきます。

  • 人は、機能ではなく「人」で選びます

    人は、機能ではなく「人」で選びます

    実績も出した。資格も取った。ホームページも作り直した。

    なのに、選ばれない。

    そして「まだ足りないんだ」と思って、また何かを足す。

    僕は起業して12年、500名を超える経営者の方と向き合ってきました。この足し算を続けている方に、僕はいつもこう言います。

    ナンバーワンを作ろうとしないでください。オンリーワンを創ってください。

    一番になる必要はありません。その人でなければならない理由があればいいんです。


    誰から買うか、って結構大事じゃないですか

    車を思い浮かべてください。

    同じ車が、日本全国どこでも同じ値段で売られています。中身はまったく同じ。

    それでも、こう思うことがありますよね。

    「この営業マンからは、買いたくないな」

    逆もあります。「この人からなら買ってもいいかな」。

    中身が同じなのに、です。

    なぜかというと、車は買って終わりじゃないからです。点検も、故障も、乗り換えも、そのあとずっと付き合っていく。つまり、人を選んでいる。

    先生業やコンサルは、もっとそうです。高い金額を払って、そこから何ヶ月も一緒に走る。

    そして、こういう傾向があります。

    値段が上がれば上がるほど、「誰から買うか」の比重が大きくなります。

    安いものなら、機能で選べます。でも高いものは、失敗したくない。だから最後は人を見るんですよ。


    スーパーで、いらないものを買ってしまう理由

    もっと身近な話をします。

    スーパーで、元気なおばあちゃんが試食を配っていることがあります。

    「これね、今日いちばん美味しいのよ!」

    ……買っちゃうんですよね。

    別に、要らなかったのに。

    あのとき、僕たちは何を見ていたか。商品ではありません。あのおばあちゃんの元気さを見ていた。

    つまり、僕たちは日常的に無意識に人で選んでいます。自分では機能で選んでいるつもりでも、実際は違う。

    これが分かると、やることが変わります。

    商品を磨くのと同じくらい、自分を伝えることに時間を使っていいんだ、と分かるからです。


    数字だけでは、心は動きません

    ここで、多くの人がつまずくポイントがあります。

    実績を数字で出せば、選ばれると思っている。

    数字は大事です。信頼の土台になります。でも、数字だけでは足りません。

    イチロー選手のことを考えてみてください。

    とんでもない数字を残した人です。でも、ファンになった人たちは、数字に共感してファンになったのでしょうか。

    違いますよね。

    天才と言われながら、実はものすごい努力家だった。毎日同じルーティンを崩さなかった。その過程に、みんな心を動かされている。

    数字そのものではなく、その数字を出すまでに何があったか。

    そこに、共感が生まれます。

    だから僕は、実績を語るときにこう考えます。

    この数字の裏側に、共感してもらえるポイントが隠れていないか。

    「半年で売上が2倍になりました」だけだと、すごいなで終わります。

    「もともとは体験会をやっても誰も申し込まなくて、半年間ずっと悩んでいた先生がいました。そこから……」と始めると、話が変わります。

    人の心を動かせるのは、人の心だけなんですよ。


    主人公は、あなたではありません

    もう1つ、順番の話をします。

    自己紹介やプロフィールを作るとき、多くの人が自分を主人公にします。

    自分がどう頑張ったか。何を成し遂げたか。

    気持ちは分かるんですが、これだと聞き手の入る場所がありません。

    主人公は、お客さんです。

    スターウォーズでたとえるなら、ルーク・スカイウォーカーがお客さんで、僕たちはヨーダです。

    冒険をするのは、お客さんのほう。僕たちは、その人が旅に出るのを助ける側です。

    この立ち位置になると、話す内容が変わります。「私はすごい」ではなく、「あなたは、こうなれる」になる。

    そして不思議なもので、こちらのほうが結果的に自分が魅力的に見えます。


    「あなたに会うと元気になる」と、何百回も言われました

    自分の何を伝えればいいのか。ここで止まる人が、本当に多いです。

    僕もそうでした。長いこと、自分に何の魅力があるのか分かりませんでした。だから実績を並べることしかできなかった。

    でも、あるとき気づいたんです。

    会う人、会う人が、同じことを言う。

    「あなたに会うと、元気になる」

    一度や二度ではありません。何百回も言われました。

    そこで、はじめて思ったんです。ああ、自分はそういう存在なのかもしれない、と。

    言われなければ、一生気づかなかったと思います。

    これが何を意味するかというと、こういうことです。

    自分が思っている自分と、他人から見た自分は、違います。

    そして選ばれる理由になるのは、たいてい他人から見た自分のほうなんですよ。自分が「これが強みだ」と思っているものは、意外と誰も見ていなかったりする。

    だから、自分の魅力が分からないときは、探すのをやめてください。聞いてください。

    「私って、どんな人だと思いますか」

    近い人ほど、あっさり答えてくれます。そして、たぶん自分では思ってもみなかった答えが返ってきます。

    全員を取ろうとすると、味が消えます

    最後に、これも覚えておいてください。

    全員に好かれようとすると、自分の味が出せません。

    誰にも嫌われない話し方をすると、誰の記憶にも残らない話し方になります。

    尖った部分は、必ず一部の人に刺さらない。でも、その代わりに刺さる人には深く刺さります。

    選ばれるというのは、選ばれないことをセットで受け入れることです。

    そこを引き受けた人だけが、「この人じゃないと」と言われるようになります。


    まとめ

    • ナンバーワンでなく、オンリーワン。一番になる必要はない
    • 値段が上がるほど、「誰から買うか」の比重が上がる
    • 人は無意識に人で選んでいる。スーパーのおばあちゃんの話
    • 数字だけでは心は動かない。数字の裏側にある過程を語る
    • 主人公はお客さん。自分はヨーダの位置に立つ
    • 全員を取ろうとすると、味が消える

    足すものは、実績ではないかもしれません。あなた自身かもしれません。

    そして、選ばれないとき「まだ実績が足りないからだ」と思い込みがちですが、たいていの場合、原因はもっと手前にあります。

    あなたの案件が「どこで止まっているのか」は、無料の診断ツールで60秒でチェックできます。自分の現在地が分かると、次の一歩が見えてきます。

  • 1分の自己紹介は、9割を捨てて作ります

    1分の自己紹介は、9割を捨てて作ります

    交流会で名刺を配る。自己紹介もする。

    「いい話でしたね」と言われる。

    でも、そこから何も起きない。

    もっと伝わるようにしなきゃ、と次はもっと詰め込む。実績も足す。想いも足す。それでも変わらない。

    僕は起業して12年、500名を超える経営者の方と向き合ってきました。そのうえで、いつも同じことを伝えています。

    言いたいことは、9割捨ててください。

    足りないから伝わらないのではありません。多すぎるから消えているんです。


    3つだけ、守ってください

    僕がやっているのは、この3つだけです。

    1. 売り込まない。→ だから、相談される。

    売ろうとした瞬間、相手は身構えます。身構えた人は、相談してくれません。売らない人のところにだけ、相談が来ます。

    2. 説明しない。→ だから、興味を持たれる。

    説明されると、人は「分かった」と思います。分かった話に、質問は生まれません。分からないから、聞きたくなる。

    3. 9割捨てる。→ だから、記憶に残る。

    10個渡されたら、1つも残りません。1つだけ渡されたら、それが残ります。

    僕はこれをクロージング自己紹介と呼んでいます。売り込んで終わらせるのではなく、相手が「続きを聞きたい」と思う状態を作って終わる自己紹介、という意味です。


    そもそも、自己紹介は目的ではありません

    ここで一度、立ち止まってほしいことがあります。

    あなたが本当に欲しいのは、いい自己紹介ですか。

    違いますよね。欲しいのは、案件です。紹介です。仕事です。

    自己紹介は、そこへ行くための手段でしかありません。

    ところが、作り込んでいるうちに、いつのまにか目的がすり替わります。「うまく話せた」「かんだところがなかった」が基準になる。

    うまく話せた自己紹介と、案件につながる自己紹介は、別物です。

    うまく話すことを目指すと、情報が増えます。抜けがないように、誤解されないように、と足していく。そして誰の記憶にも残らないものが完成します。


    「あなたは、何を売るんですか」

    昔、こんなことがありました。

    人事を長くやってこられた方が、相談に来られました。とても優秀な方です。話も上手でした。

    ただ、交流会で自己紹介をしても、こう言われてしまう。

    「この人は、何をしたい人なんだろう」

    僕は、最初にこう聞きました。

    「あなたは、何を売るんですか」

    その方は、しばらく黙って、こう答えました。

    「私は……売るものがない」

    本人が、一番驚いていました。

    長く経験を積んで、実績もあって、話もできる。それなのに、自分が何を差し出す人なのかが、決まっていなかった。

    ここが、9割捨てる前にやるべきことです。

    残す1割が決まっていないのに削っても、ただ短くなるだけです。何を残すかを先に決める。だから削れる。

    その方は、そこから人生の谷を掘り下げて、毎回書いて、言葉にして、最後にそれを全部1つに集約しました。それが自己紹介になりました。

    そして、交流会での自己紹介がきっかけで、ある経営者から「ぜひうちで人事部長をやってほしい」と声がかかりました。

    正直に言うと、まじかよ、と思いました。自己紹介から、そこまでいくのかと。


    分かっていることと、伝えられることは、別物です

    その方が、後にこう言っていました。

    「人は自分を知っているようで、知らない。頭の中で何となく分かっていることであっても、自分が何者か、何をしたい人かを言葉にして明確に伝える力というのは、分かっていることと伝えることで、まったく別物だ」

    これ、本質だと思います。

    多くの人は「自分のことは自分が一番分かっている」と思っています。だから自己紹介を、思い出して並べる作業だと考える。

    違うんですよ。作る作業です。

    自分の中を掘って、素材を出して、それを1つに集約する。順番はこうです。

    1. 自分を知る(素材を出す)
    2. 集約する(1つに絞る)
    3. 反復する(口に馴染ませる)

    3つめも大事です。本番の自信は、才能ではなく反復から来ます。


    60秒で終わってください

    具体的な形も置いておきます。

    目安は60秒。文字数にして300字前後です。

    450字書いてくる人がいますが、多すぎます。せっかく興味を持ってもらえても、長いとその気持ちがどこかへ消えていきます。

    そして、全部言い終わらないでください。

    「もっと聞きたい」で終わるのが、正解です。

    聞かれたら、そこで初めて話せばいい。聞かれてから話したことは、押しつけになりません。

    何を残すかは、こう決めます

    「9割捨てろと言われても、どれを捨てればいいのか」

    そう思いますよね。判断の基準を2つ置いておきます。

    1つめ。競合も言える言葉は、捨てる。

    「お客様に寄り添います」「丁寧にサポートします」。悪い言葉ではありません。でも、同じ業界の全員が言えます。全員が言える言葉は、誰の記憶にも残りません。

    2つめ。「え、どういうこと?」と思われる言葉を残す。

    人が足を止めるのは、腑に落ちたときではありません。引っかかったときです。

    僕が「言いたいことは9割捨てなさい」と言うと、たいてい変な顔をされます。「いや、伝えなきゃ伝わらないでしょ」と。

    その顔が出た瞬間、こちらの勝ちです。説明したくなるのは、こちらではなく相手のほうになっているからです。

    きれいにまとまった言葉より、少し引っかかる言葉。残すならこちらです。


    まとめ

    • 言いたいことは9割捨てる。足りないのではなく、多すぎて消えている
    • 売り込まない → 相談される
    • 説明しない → 興味を持たれる
    • 9割捨てる → 記憶に残る
    • 自己紹介は手段。目的は案件。うまく話すことを目指さない
    • 捨てる前に、残す1割を決める。「あなたは何を売るのか」
    • 60秒・300字前後。全部言い終わらずに終える

    削るのは怖いです。でも、削らないと残りません。

    そして、案件につながらないとき「自分の実績が足りないからだ」と思い込みがちですが、たいていの場合、原因はもっと手前にあります。

    あなたの案件が「どこで止まっているのか」は、無料の診断ツールで60秒でチェックできます。自分の現在地が分かると、次の一歩が見えてきます。