できたことに、目を向けてください

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今日も、やろうと思っていたことが終わらなかった。

寝る前に、その日を振り返る。

そして、できなかったことばかりが出てきます。

僕は起業して12年、500名を超える経営者の方と向き合ってきました。この数え方を続けている限り、明日も動けません。

できていないことを数えると、動けなくなります。


なぜ、動けなくなるのか

理由は、単純です。

できなかったことを数えると、自分が「できない人」になるからです。

そして、できない人は動きません。動いても無駄だと思っているので。

しかも厄介なのは、この数え方が正しく見えることです。

事実、できていないのだから、責めるのは正当だと感じます。

でも、正しい認識と、動ける認識は別物です。

自分を責めて動けるようになった人を、僕はほとんど見たことがありません。


「今日は何ができたか」に変える

やることは、1つです。

質問を変えてください。

  • ✗ 今日、何ができなかったか
  • ○ 今日、何ができたか

これだけです。

そして、この質問には必ず答えがあります。

どんな日でも、何かはやっています。

  • 電話を1本かけた
  • 断られたけれど、話しかけた
  • 資料を半分だけ作った

半分でも、やっています。

できなかったことを数える人は、この半分をゼロとして計上しています。


順番を、覚えてください

僕がおすすめしているのは、この4つの順番です。

① 今日、何ができたか② それに感謝する③ どうなりたいか④ 明日、何にトライできるか

大事なのは、①から始めることです。

多くの人は、③から始めます。「どうなりたいか」から入る。

すると、必ず今の自分とのギャップが見えます。そして落ち込みます。

でも、①から入ると違います。できたことを確認してから理想を見るので、地面に足がついた状態で見られます。

同じ理想を見ても、立っている場所で見え方が変わります。


長い計画は、要りません

もう1つ、大事な話をします。

3年後、5年後、10年後の計画。

こういうものを立てたがる方が多いです。

でも、僕はあまりおすすめしていません。

理由は、はっきりしています。

今の自分が変わっていなければ、意味がないからです。

10年後の自分は、今日の自分の延長線上にいます。

今日の自分が変わらないまま、10年分の計画だけが立派になっても、そこにはたどり着きません。

ある方の言葉を借りると、こうです。

3年後、5年後、10年後の未来を描くことより、今日の自分を猛ダッシュしろ。

今どうか。それしかありません。


長期の計画は、逃げ場になります

もう1つ、あまり言われないことを書きます。

長い計画は、気持ちよく逃げられます。

3年後の絵を描いているあいだ、人は前向きな気分になれます。実際に何もしていないのに、進んでいる感じがします。

そして、今日やるべき気の重いことからは、うまく目をそらせます。

だから、計画づくりに時間をかけている人ほど、動いていなかったりします。

もちろん、方向は決めておいたほうがいいです。

でも、方向は紙1枚で足ります。残りの時間は、今日に使ってください。


決まった形を、たまに崩してください

もう1つ、実務的な話を。

人は、放っておくとやり方を固定します。

同じ道を通り、同じ時間に同じことをする。

これは効率がいいのですが、固定しすぎると、新しい発想が出てこなくなります。

だから、たまに崩してください。

そして、予定が思い通りに進まなかった日ほど、面白がってください。

「これは何のサインだろう」

こう受け取れる人は、崩れた日から何かを拾います。

イライラして終わる人は、何も拾いません。同じ一日なのに、残るものが違います。


1個ずつで、いいんです

最後に。

いきなり大きなことをやろうとしないでください。

1個ずつ足していけば、それでいいです。

今日は電話を1本かけた。明日は2本かけてみる。

それも、立派な行動です。

そして、こういう小さな行動を「行動のうちに入らない」と切り捨てる人が、本当に多いです。

切り捨てるから、できたことがゼロになります。

ゼロだと思うから、動けなくなります。

1個を1個として数える。

これだけで、変わります。


会に出るときも、同じです

もう1つ、応用の話をします。

交流会などに出るとき、決め事を1つ持って行ってください。

  • 自己紹介の言い方を決めておく
  • 誰よりも明るく振る舞う
  • いつもの3倍、笑顔でいる

そして、その日の評価は決め事を守れたかどうかでしてください。

仕事が取れたかどうかでは、評価しないでください。

理由は、はっきりしています。

仕事が取れるかどうかは、自分では決められないからです。

相手が決めることです。今日決まるかもしれないし、1年後かもしれない。

一方、明るく振る舞うかどうかは、100パーセント自分で決められます。

自分で決められることだけを、成績表に載せてください。

そうすると、行くたびに成功します。行くたびに成功すると、また行けます。

そして、行き続けた人のところに、結果は後から来ます。


まとめ

  • できなかったことを数えると、自分が「できない人」になる
  • 正しい認識と、動ける認識は別物
  • 質問を「今日、何ができたか」に変える
  • できたこと → 感謝 → どうなりたいか → 明日のトライ、の順番
  • 長期の計画より、今日を全力で走る
  • 長い計画は、気持ちよく逃げられる場所になる
  • 1個ずつでいい。1個を1個として数える

今夜、今日できたことを3つ書き出してみてください。

そして、進んでいないと感じるとき「自分は何もできていない」と思い込みがちですが、たいていの場合、原因はもっと手前にあります。

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