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  • 肩書きは、手段ではなく成果で名乗ってください

    肩書きは、手段ではなく成果で名乗ってください

    名刺を作るとき、少し迷いませんでしたか。

    肩書きを、何にするか。

    そして結局、こうなった人が多いと思います。

    「経営コンサルタント」

    「◯◯コーチ」

    「Webマーケター」

    僕は起業して12年、500名を超える経営者の方と向き合ってきました。ここでつまずいている方は、本当に多いです。

    職業名を名乗った瞬間、あなたは「よくあるやつ」の箱に入ります。


    箱に入ると、思い出されません

    なぜ職業名がまずいのか。

    相手の頭の中で、何が起きているかを考えてみてください。

    「経営コンサルタントの◯◯です」と聞いた瞬間、相手はこう処理します。

    「ああ、コンサルの人ね」

    そして、すでに知っている「コンサルの人」の引き出しに入れる。

    その引き出しには、過去に会った何十人もの人が入っています。あなたは、その中の一人になります。

    すると、どうなるか。

    後日、誰かが困りごとを抱えたとき、思い出されるのはその引き出しの一番上にいる人です。だいたい、一番最近会った人か、一番印象が強かった人。

    箱に入るというのは、比べられる場所に置かれるということなんですよ。


    手段を名乗るか、成果を名乗るか

    では、どうするか。

    考え方は1つです。

    あなたがやっている「こと」ではなく、相手に起きる「結果」で名乗る。

    • コンサルティングをする → 手段
    • コーチングをする → 手段
    • 動画を作る → 手段

    これらは全部、方法の名前です。

    相手が本当に欲しいのは、方法ではありません。その先で自分に起きることです。

    だから、そこを名乗ります。

    「案件が取れるようになる」なら、それを名乗る。「社員が自分から動くようになる」なら、それを名乗る。

    手段は、後から聞かれたときに答えればいい。


    僕は去年、自分の肩書きを全部変えました

    これ、人に言うのは少し気恥ずかしいんですが、実際にやりました。

    以前の僕の肩書きは、これでした。

    「刺さる自己紹介プロデュースの、天下取りビジネスコーチ」

    ……いま見ると、なかなかです。

    悪くはないんですよ。インパクトはあるし、覚えてもらえる。実際「天下取りって何ですか」とよく聞かれました。

    でも、変えました。

    今はこう名乗っています。

    「起業家の、案件獲得プロデューサー」

    なぜ変えたか。理由は1つです。

    「天下取り」も「ビジネスコーチ」も、相手に起きる結果ではなかったからです。

    「天下取り」は僕の世界観です。「ビジネスコーチ」は僕の手段です。どちらも自分側の言葉でした。

    一方、「案件獲得」は、相手が欲しいものそのものです。

    正直に言うと、変えるのは怖かったです。長く使ってきた言葉だし、それで覚えてくれている人もいる。捨てるのはもったいない。

    でも、こう考えました。

    覚えてもらうことがゴールなのか。仕事につながることがゴールなのか。

    答えは、考えるまでもありませんでした。


    インパクトと、伝わることは、別です

    ここ、間違えやすいところなので、もう少し書きます。

    肩書きを考えるとき、多くの人がインパクトを狙います。

    面白い肩書き。変わった肩書き。「なにそれ?」と言われる肩書き。

    これ自体は、悪くありません。実際、「なにそれ?」と思われるのは大事です。名乗った瞬間に処理されて終わるより、ずっといい。

    でも、「なにそれ?」で終わってはいけないんです。

    理想は、こうです。

    「なにそれ?」と思われて、説明を聞いたら「あ、それ欲しい」になる。

    インパクトだけの肩書きは、前半で止まります。面白がられて、そこで終わる。

    成果が入っている肩書きは、後半までいきます。「案件獲得プロデューサーです」と言われて、案件で困っている人は「え、どういうことですか」と前のめりになる。

    面白がられるのではなく、欲しがられる。ここを狙ってください。


    決め方は、この順番です

    具体的な作り方も置いておきます。

    1. 相手に起きてほしい結果を、一言で書く

    「案件が取れる」「社員が動く」「値上げできる」。まず、ここから。

    2. その相手を、頭に付ける

    「起業家の」「社員数名の会社の」「40代からの」。誰のためかを付けると、一気に具体的になります。

    3. 自分の立ち位置を、後ろに付ける

    「プロデューサー」「専門家」「請負人」。ここは職業名でもかまいません。先に成果が来ていれば、箱に入らないからです。

    順番が大事です。成果が先。手段は後。

    そして、決めたらそのままにしないでください。

    僕も、以前の肩書きを何年も使いました。使ってみて、反応を見て、合わなくなったら変える。

    肩書きは看板です。看板は、店の中身が変わったら架け替えるものです。


    まとめ

    • 職業名を名乗ると、「よくあるやつ」の箱に入る。箱の中では比べられる
    • 手段ではなく、相手に起きる結果で名乗る
    • 手段は、後から聞かれたときに答えればいい
    • インパクトだけで終わらせない。「なにそれ?」の次に「それ欲しい」が来るか
    • 順番は、相手 → 成果 → 立ち位置
    • 合わなくなったら変える。看板は架け替えるもの

    長く使った肩書きを捨てるのは、もったいなく感じます。僕もそうでした。

    でも、覚えてもらうことと、仕事につながることは、別です。

    そして、名刺を渡しても何も起きないとき「自分の実績が弱いからだ」と思い込みがちですが、たいていの場合、原因はもっと手前にあります。

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